ソロギター

ソロギターはマイクのセッティングも極力近めにし、オンマイク気味に録音していきます。サウンド・ホールからネックの根あたりを狙うのがいいでしょうね。ソロギターのマイク録音にはアタック感が欲しいところなのでオンマイクになっています。オケよりも若干前に出てくる感じです。SHURE SM57などのダイナミックマイクだと録り音
は余計な音が無くすっきりするのでセンターに音がくる印象になります。ソロギターはダイナミックマイクを使い、パッキングはコンデンサーマイクで録音するなどしてキャラクターを分けるといいです。
ギターを替えちゃってもいいですけどね。
録り音の加工ですが、ソロギターにはリバーブをかけても面白いですね。
これらのマイク録音の時にはテイクごとに仕上がりが変わるので複数のマイクを試したいときはあらかじめマイクを立てて弾いておきましょう。セッティングにはそんなに時間はかかりませんからね。

スライド奏法のマイク録音
サウンド・ホール狙いでふくよかさを狙ってみます。
スライド奏法は鉄のバーを動かすので結構ジャキジャキした音がでてきます。マイクの距離は、あんまり近すぎるとスライドの全体感が出てこないので、オンすぎてもいけません。
高音弦のジャキジヤキ感がありすぎないようにギターの上野ほうからマイクを狙っていきます。

アルペジオ

アルペジオでのギター演奏のマイク録音となると繊細なサウンドをいかに集音するかが大事になってきます。アルペジオの場合でもダイナミックマイクSHURE SM57でかまわないでしょうが、ふくよかさもあってもかまわないと思うので、多少サウンド・ホール寄りのフレットの尾張くらいにマイクを狙っていくのが一般的です。
フィンガリングノイズもサウンドの要素として拾ってあげるのが狙いですね。
アルペジオは演奏者の強弱のニュアンスが重要になりますからリミッターはほとんどかけず、タッチ感を生かしてあげるのがいいでしょう。
リバーブなどはかけても気持ちがいいと思います。
理想をいうならばアルペジオにはレンジの広いコンデンサーマイクが最適と考えます。コンデンサーのほうがレンジも広く、アルペジオにはコンデンサーが一番適しているからです。
コンデンサーマイクですと中低域にふくらみが出過ぎることもありますから後でカットしてもいいでしょう。100、300、600Hzあたりが狙いの帯域です。歌にぶつかりすぎないようにうまくカットしましょう。
チューブ・マイクですとあったかさが出たサウンドが録音できるので楽曲によってはチューブマイクもいいですね。
アルペジオをきらびやかさよりもあたたかみをじゅうししたならいいマイクです。
アルペジオの時に問題になるのはフィンガリング・ノイズでしょうか?マイク位置をオフにすれば改善されていきますが、やっただけ部屋の鳴りの影響が大きくなりますから注意がいります。
他のマイクでいうと、無指向性のマイクはオープン感が得られるマイクですので使ってみましょう。

コードストローク

コードストロークからアコースティックギターを始める方も多いのでしょうが、ストロークの録音の仕方に触れて生きたいと思います。
基本的なコードストロークはポップスには欠かせない演奏方法となっています。バンドサウンドの中にアコギのストロークがあるだけでもずいぶん印象派変わると思います。コードストロークはどのように録音したらいいんでしょうか?マイクの立て方やマイクの選択に特色はあるのでしょうか?
まずマイク選びですが、ダイナミックマイクの代表的なマイクとしてSM57というマイクがあります。余計な帯域が無く面倒がないので手軽に録音するのにはSM57は便利です。マイクの向きはサウンドホールに直接向けるというよりは14フレット近辺をコブシ1個分くらい離し
て狙ってみたり、若干サウンドホールからずらしてセッティングするのが一般的ではあります。コード・ストロークで欲しいサウンドは、アコギのふくよかな鳴りよりも弦のジャリジャリとした感じが多いはずなのでサウンド・ホールを狙いすぎるとローが出すぎてしまうため、マイクを少しずらしてみます。
SHUREのマイク、SM57は余計な帯域が無く、それでいて芯がガッチリしている音が得られる印象があります。EQもかけずにバランス調整で十分満足な音を得られるので重宝しています。
リミッターをかけて録音するときにはアタック感はなくしたくないので、アタックは若干遅めの設定でリリースは若干速めというリミッティングにとどめておきたいところです。
おなじようなセッティングでコンデンサーマイクで集音下場合、ローが出すぎることがあります。EQでカットするなどの編集も必要になってくるでしょうね。

自宅録音

マイクはコンデンサーともなると特にそうですが録音を考えたときには自宅でのアコギ録りなどは非常に難しいものです。
家の外からの騒音がマイクにのってしまったり、おばあちゃんがテレビを見ていてうるさかったり、反対に録音するときに外に音が漏れることで騒音を発すれば近所の迷惑にもなります。
自宅をデッドな空間に仕上げるにはそれなりの苦労がいりますね。
でもハイクオリティなマイク収録が自宅では不可能かというと、そうではないはずです。
アコギの録り方で注意するのはまず実際にどんな音が取れるかということ。可能な限り防音をしてマイクのセッティングをしたあとは、どこにマイクを向けるのかという点で悩みだしますが、一般的にはサウンド・ホールを狙うわけなのですが、自宅はマイク録音に決していい環境ではない人が多いはずです。実際にサウンド・ホールを狙うと、ボンボンとローが出てしまったりすることもあるわけです。プロのレコーディングスタジオとは違うわけですからそこには工夫と柔軟さが必要になります。
まず気にしたいのは部屋のどこで演奏するかです。
部屋鳴りがひどい場所ですと響きもかなりかわります。
壁のコーナーで弾いた音が響きがいいとか、部屋の真ん中で弾いた方が良い場合とか、あるいはトイレの中が一番音が拾うとか…・
部屋によってこのスポットは違うはずですからじっくり探す必要があります。
演奏する場所が決まったらマイクを立てるポイントをさぐります。
アコギは楽器ごとに特性が違いますから、その楽器の一番響きの良いポイントを耳で確認していきます。

弾き語りのマイク録音

弾き語りのマイク録音はバランスの調整がなかなか難しい。マイクの位置からバランスの取り方までこだわるとえらく時間がかかります。ギターとボーカルのバランスをうまくとって弾き語りを録音するにはマイクも複数あるほうがいいようです。例えば2.3本のアンビエンス・マイクがあってもいいですね。
弾き語りで歌とアコギを同時に録音する方法ですが、マイキングの基本は最初はアコースティックギターを良い音で録る場所を探すことから始めてみます。低音と高音のバランスの良いマイクのスポットを探し、そこにボーカルを足してバランス調整します。
プロのレコーディング現場ではボーカルを狙うマイクを1本、ギター用に2本、そして全体を拾うアンビエンスマイクを2本といったマイクの立て方をするのが基本でもあります。
楽器とマイクの距離は20cm〜30cmくらいがいいでしょうか・
低音と高音のバランスを聴いてマイクの距離は調節していきます。
ボーカル・マイクにギターの音がかぶるのでギターの音を狙うマイクは離し目にします。アンビエンスマイクを足してあげることによって生ギターの倍音の感じをマイクで拾ってあげる感覚ですね。
ボーカルの息遣いの生な感じと空気感のある音場の再現を1本のマイクでセッティングするのは難しいですから別々のマイクで拾ってあげるのです。

ガットギター録音

ガットギターのマイクセッティングやレコーディング方法。
ステイール弦ギターにはない優しい響きのガットギターのマイクの立て方や録音には何を気にするべきでしょうか?
ガットフィターは音の強弱や音色の差が豊かな楽器でスティール弦のアコースティックギターと比べると明らかです。豊かななりを生かしてあげるためにも利満ったーやコンプ、EQはかけずに楽器を録音してあげるほうがいいですね。
フィンガリングやノイズも含めてマイクに音を収録してあげるほうが望ましいですね。クラシックのギター録音では3本のマイクを立てるのが基本で、オーケストラの録音のマイクもこうして複数のマイクをたてていきます。アンビエンス・マイクを立てて、オンマイクにそれを足すのがガットギターの録音では常套手段かなと思います。
マイクは離し過ぎると明瞭感が薄れるので30〜40cmの距離でマイクをセッティングします。できるだけ感度の高いマイクを選ぶのがいいですね。

ライン録音

アコギの録音したサウンドも年代ごとに変わってきています。1990年代後半以降のサウンドはアコギでもラインの音が強いエレアコサウンドが増えています。生のアコースティックサウンドとは別の楽器だと考えてマイク録音とラインと録りの音を混ぜる手法を紹介していきます。同じフレーズでマイクサウンドとラインの音を聞き比べると空気感や低音の響きなどいろんなところで音の違いが感じられます。マイクとラインの違いを互いにうまくあわせることで面白いサウンドが生まれます。歌がうまいシンガーがユニ損で声を重ねるような感覚です。ダブルで重ねて行くことで録音した音の輪郭や加工のしやすさがアップしていきます。
まずマイキングでギタサウンドを収録する場合ですが、ギターの斜め上30cmくらいのところがマイクの位置として一般的です。スイートスポットと呼ぶ、一番気に入るマイクの立てる位置があるはずなので、好みとギターの固体によって使い分けます。難しく考えず耳で判断しましょう。
ライン録音の方は、ラインはマイクに比べると強弱がなだらかになりがちなので基本的にはリミッティングせずに集音するほうがいいですね。8ビートなどのテヌート気味のプレイの場合は別ですが。
平坦になりがちなラインの音にマイクのダイナミクスを加えるという具合です。2つの音をLRに振ってみたりお互いのリバーブをクロスさせたりするとセンターの声を邪魔せずに厚みを出すことができます。さらにアンプの音も拾って混ぜるということもありえますね。
あえて音をかぶらせることでひとつの音として聞こえてきます。
エレアコサウンドのよさはドンシャリ気味のカリっとした部部にもあるように思いますから、ライン録りの音を軸に生音を混ぜていく方法をよく使っています。

エルアールバックス

LRBAGGS (エルアールバックス)はたくさんあるアコースティックギターピックアップマイクの中でも一押しのPUマイクです。特にLRBAGGS (エルアールバックス) M1はよほどフィンガーピッキングで本格的にやるかたでマイクにこだわりがない限りお勧めです。普通に弾く分にはボディを叩く音も拾いますし、エレアコ臭さも抑えられているピックアップマイクです。ノイズも気にならないしM1は取り付けも簡単。
細かくいうと親指の側面等で叩いた時に出るコツンという高い音は拾いますが親指の付け根で叩いた時の低くて鈍い音はあまり拾ってくれませんから押尾コータロー風の叩き系を演奏するにはこれ一つでは厳しいですが、ストローク主体や歌ものメインで考えているミュージシャンにはいいピックアップマイクです。タッピング奏法にも対応するマイクはなかなかないですしね。バッテリーもいらない完全パッシブタイプでハムバッキングタイプの集音をします。
LRBAGGS(エルアールバックス)/CONTROL-Xはギター用プリアンプやコンデンサーマイク、ピエゾとの組み合わせで使えるタイプもあるのでこだわり派は組みましょう。
LRBAGGS(エルアールバックス)/DB090
アコースティックギター用ピックアップ、アクティブ
LRBAGGS(エルアールバックス)/DB120
アコースティックギター用ピックアップ、アクティブ
LRBAGGS(エルアールバックス)/DUALSOURCE090
アコースティックギター用ピックアップシステム
ピエゾPU、コンデンサーマイク、プリアンプセット

ピエゾ以外のアコギピックアップ

まだまだアコースティックギターの音を忠実に再現していくピックアップマイクの紹介です。GUYATONE ( グヤトーン )のモデルにはEDM1
というアコースティックギター用PUがあり、価格は11,300円。GUYATONE(グヤトーン)/EDM1は面接触エンクローズド・ダイナミック方式によるアコースティック楽器専用のダイナミックマイクロフォンで、楽器の饗板から音を拾います。増幅した音質を専用ヘッドアンプで出力します。トーン回路はオートマチック・シェルビング・トーン回路。マイクの周波数特性は50Hz〜20kHz、インピーダンスは30Ω。
GUYATONE(グヤトーン)/EDM3はコンタクトタイプのギター専用EDMマイクロフォンでピエゾ・ピックアップのサウンドが気に入らない人に。
どちらも空気感をマイクで拾うわけではないので生ギターそのものというわけには行きませんが。
練習用ならばGP-1は2,000円位で変えるのでこれでもいいかもしれません。プリアンプ無しでも十分鳴ってくれるし、お手ごろです。

MCINTYRE ( マッキンタイア ) のGF-30
アコースティックギター用PUでは真ん中くらいの13,500円。フラットトップギターにあうピックアップで、軽さが売りです。ピックアップは軽いことでギターの共鳴板に取り付けた時に発生する、ピックアップによる振動の妨げを減らすことができます。プリアンプはあったほうがいいです。

MORRIS (モーリス)CP3
アコースティックギターメーカーモーリスが送るピックアップ。3000円位で買えます。エンドピンジャックの穴は11.2mmが最適だそうです。

エリプス

アコースティックギターの音をマイクで拾うのではなく電気信号に変えて増幅(アンプリファイド)すると生のアコギのサウンドからは若干離れてしまうという悩みをギタリストなら誰でも抱えています。FISHAMN Transducers社はマイクで録った音にいかに近づけるかを研究し続けアコースティック周辺機器のNo.1ブランドへと成長したブランドです。アコギサウンドの入口ピックアップからプリアンプ/Auraアコースティック・イメージング、そしてアンプを扱うのがFISHMAN Transducers社です。Transducers社が自信を持って送り出したピックアップELLIPSE MATRIX BLEND 2.3mmはピエゾPU「アコースティック・マトリックス」にマイク、コントロール、アウトプットがフルセットとなったシステムで手元での調整の可能な便利なピックアップでベストセラーとなりました。25,800円は安いと思います。
ピエゾとマイクをブレンドすることで自然な出音とハウリングへの配慮を兼ね備えることができています。コンデンサー・ミニマイクは最適なスイート・スポットに配置して好みのアコギサウンドを探ることができ、ボディが小さめのギター用には低域をブースト、ドレッドノートタイプギターにはナチュラルタイプとプリアンプを選択できます。ギターの内側に設置なので見た目もすっきりします。
サドル幅3.2mmのギターに対応するモデルも同じ価格で発売しています。エリプスピックアップサウンドを試してみてください。
もうすこし低価格でコンデンサーマイクなしのFISHMAN ( フィッシュマン )ELLIPSE VT 2.3mm/3.2mmというピックアップもあります。
また、従来のサウンドホール取付タイプのピックアップではFISHMAN(フィッシュマン)/NEO-D Humbucking Pickupがあり、ハムバッキングアコースティックギター用ピックアップです。
クラシックギター用ピックアップでもFISHMAN(フィッシュマン)/SBT-Cというモデルがあります。

ピックアップマイク

アコースティックギターの弦でも高価で品質の高いものを作っているDEANMARKLEY(ディーンマークレー)はアコギピックアップも出しています。TAHOEは11,800円]のアコースティック用ピックアップでシングルコイルタイプなのですっきりしたサウンドが狙えます。アコースティックギター用ピックアップとしてポールピースのサイズとワイヤリングをデザインしています。こうしたアコギ用ピックアップに多数の商品を送り出しているのがFISHMAN (フィッシュマン)ですね。
Acoustic Matrix I Natural-Narrowというアコースティックギター用PUは14,300円。FISHMAN(フィッシュマン)/Acoustic Matrix I Natural-Narrowならばプリアンプ部で低音が軽くブーストされており、オーディトリアムタイプやナイロン弦ギターなどに有効なピックアップです。ステージではマイクもライン出力しないとハウリングが心配ですが、このタイプのほうが扱いやすいですね。Acoustic Matrix II Natural-Wideというサドル幅が少し広くなった3.2mmのドレッドノート向きのピックアップもあります。フィードバックにも強いアコギには最適なピックアップです。いっぽうフィッシュマンにはAG125/AGX125といったピエゾタイプのアコースティックギター用PUもあります。プロのアーティストのライブの場合、大きな会場で多数のバンド演奏の中でアコギの音を拾わなくてはなりませんし、一番大切なのはハウリングなどへの対策です。ピエゾマイクを使うことが多くなりますね。10,800円でFISHMAN(フィッシュマン)/AG125/AGX125はアコギに導入できます。サドル下にセットして使うピエゾピックアップでエンドピンジャックが付属し、単体でも使用可能。Pro-EQやポケットブレンダーなどと併用するとさらにサウンドにこだわることが可能になります。

アコースティックギターピックアップ

アコースティックギター用PUには安いものから高価なものまでありますし、フィンガーピッカーならば何十万という手が出ないシステムを導入していたりします。アコギを始めるなら底までのものではなくてもいづれピックアップは欲しくなるでしょうね。7,480円のBARCUS BERRY(バーカスベリー)/1457あたりは始めやすいピックアップですね。BARCUS BERRY(バーカスベリー)/1457はアウトサイダー・バータイプピックアップでブリッジと並行に取り付けて高音から低音まで各弦をよりバランスの良く集音できるようになります。
もっとこだわって安いアコギピックアップを探すなら同じBARCUS BERRY ( バーカスベリー )のDISQ-ISなら5,200円ほどです。
ギター用インサイダーピックアップのDISQ-ISはエンドピン穴の加工と、配線の必要がありますが値段の割にギターに忠実な音を出してくれるピックアップでプリアンプがあれば十分かもしれないです。
BARCUS BERRY ( バーカスベリー ) はもっと安いのもありますよ。DISQOSだと4,980円で加工しなくてもポジションを設定できるギターピックアップです。BARCUS BERRY ( バーカスベリー )にはサウンドホールに取り付けるタイプのPUもあり、MAPLE BARはシングルコイルタイプ。
さらに他のメーカーも触れていきますが、COUNTRYMAN ( カントリーマン )のISOMAX2Gはコンデンサーマイクタイプのピックアップで、こちらはkんでんさーだけあって価格は結構します。25,800円でネットで売っていました。COUNTRYMAN(カントリーマン)/ISOMAX2Gは指向性は無指向性、周波数特性:20Hz〜20kHz、インピーダンス600Ωと非常に広いものです。電源は15〜50Vのファンタム電源を必要とします。

アコギピックアップ

アコギピックアップにもコンデンサータイプのものやピエゾタイプというふうにいくつかの種類があります。通常のマイクならば指向性や録音方法で使い分けたりしますが、アコギの場合はギターの本体に穴を開けたりもするので慎重になりがちですね。維持でもアコギに穴はあけないこだわり派もいらっしゃいますしね。
いくtかアコギ用ピックアップをあげていきますと、AKG (アーカーゲー)のピックアップマイクなどがあります。商品名C411/Lはコンデンサーマイクで10,000円位のピックアップマイク。
AKG(アーカーゲー)/C411/Lは弦楽器共鳴板用ピックアップで指向特性は双指向性のマイクです。周波数特性においては10〜18,000Hz、感度も1mV/msec-2(vibration pickup)とレコーディングにいいピックアップマイクです。AKG(アーカーゲー)/C411/Lはインピーダンス200Ωを持ちミニXLRで接続。アコースティックギターやマンドリン、バイオリン等のストリングス用に開発されたコンデンサーマイクロフォンです。他のメーカーでいくと、ARTEC ( アーテック )ではWSH12 BBというアコースティックギター用PUがあり、こちらのほうが安価で5,880円で売ってましたが数が少ないようです。ARTEC(アーテック)/WSH12 BBはギター素材でも珍しいブビンガの削り出しPUカバーで、ローノイズ・ハムバッカータイプのピックアップ。アルニコ5マグネット、アジャスタブル・ポールピースを備えています。ポールピースの上下アジャストが可能なので各弦の調整も楽です。中・低域を鳴らしたいギタリストにはいいかもです。サウンドホールに取り付けるだけですからアコースティック用PUのお試しにはいいですね。
他にも素材違いのメイプルでWSH12 MP、レッドカールのWSH12 RC、ウォルナットのWSH12 WN、ゼブラのWSH12 ZBというアコギピックアップがあります。ギターの素材に合わせるのも良し、色味や見た目で選ぶのもいいです。

フィル・スペクター

フィル・スペクターの作り出したウォール・オブ・サウンドをマイク録音で再現してみましょう。フィル・スペクターのサウンドはビートルズがスタジオ・ワークに徹するようになり多重録音を用いたアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」が発売され、その後ビートルズは解散した後のソロ活動、ジョン・レノンの「イマジン」やジョージ・ハリソンの「オールシングス・マスト・パス」で聴くことができます。
ウォール・オブ・サウンドをマルチ録音で再現する方法ですが、フィル・スペクターは、狭い空間にドラマー、ベーシストを2人ずつ、キーボーデイストを3人、ギタリスト4人というように奏者をせまいところに押し込んで同時録音をすることで、マイクにかぶらせ音の壁を作る方法をとっていました。これをウォール・オブ・サウンドと呼ぶのですが、アコギの録音でこのウォール・オブ・サウンドを再現するときには簡単に言えば何回もの同じテイクを重なることで音の壁を作ります。1本では味わえないアコギの音の壁を実感できるでしょう。8本とか10本もアコギの音をマイク録音し、重ねるのです。
それぞれのギターの定位と音量バランスは、LRに半分ずつわけたり7割くらいのメインギター2本があり、水面下で3割のギターを鳴らすなどいろいろマイクの録り音の定位をいじることでお気に入りの音を探してみましょう。低域が欲しいときはマイクは低域狙いのマイクセッティングにしたりリミッターをかけて録ったりする工夫も必要です。水面下のギターを代えてみたりするとバリエーションがたくさんできるので一度にマイクを複数立てるというよりも何度もオナジフレーズ、または少し変えたフレーズで一人バンドセッションのつもりでマイクを重ね録りするといいです。どのテイクをメインにするかは、好みで良いです。メインギターを1本センターに定位にしてLRに複数ずつうすく定位させたりするのも面白いですね。わずかな演奏のピッチの違いやチューニングのずれが倍音を生み、厚みのあるサウンドになって行きます。歌ものの声とのかぶりを避けつつ厚みを出したいときにはこのウォール・オブ・サウンドをよく使います。

FISHMAN

アコースティックギターのピックアップで有名なFISHMANのピックアップのピックアップ(笑)です。アコギの録音やライブでの使用に問題になるのが「生のアコギの音が再現されない」という悩み。ピエゾでは限界を感じます。ライブでもダイナミックマイクを立ててその前で弾けばいいのですが動きに制限が出てライブパフォーマンスにも制約が出てしまいます。マイクを立てずに生のアコギの音を出すにはマグネチックタイプのピックアップもいい選択です。FISHMANはいかがか?FISHMAN ( フィッシュマン ) のピックアップはエレアコのピエゾに飽きたら試してみる価値のあるギタリストご用達のピックアップですね。

メーカー FISHMAN ( フィッシュマン )
商品名 RARE EARTH SINGLE COIL
アコースティックギター用PU
価格は16,000円位のアコギ用ピックアップ。

RARE EARTHにはシングルコイルのものとハムバッカーのタイプ、そしてブレンドできるタイプのものがあります。FISHMAN(フィッシュマン)/RARE EARTH SINGLE COILはサウンドホールに取り付けるだけでピエゾと違う自然なマイク集音ができるピックアップで、ギター用マグネティックピックアップの中dも有名。各弦のバランスもよく、シングルコイルピックアップ特有の明瞭さや歯切れの良いサウンドが売りになってます。ボタン電池使用を使用します。

メーカー FISHMAN ( フィッシュマン )
RARE EARTH HUMBUCKING
アコースティックギター用PU
価格は19,800円くらいです。

FISHMAN(フィッシュマン)/RARE EARTH HUMBUCKINGはハムバッカーの利点の太いサウンドが欲しい方にはいいピックアップで、ノイズも少なく太いサウンドが得られます。エレキギターリストなら常識ですが、アコギも同じです。
そいて FISHMAN ( フィッシュマン ) はマイクによるリアルなサウンドとピックアップによるパーカッシブなアタックと箱鳴りを混ぜることができるブレンドタイプも発売しています。

メーカー FISHMAN ( フィッシュマン )
RARE EARTH BLEND
アコースティックギター用PU
ネットでは37,800円でうってました。立体的なサウンド造りを目指すにはこだわりぬいたブレンドコントロール機能も魅力です。押尾コータローさんなどの多くのフィンガーピッカーはこの方式を採用していますね。 ギターから出る音をそのまま取り出せるという印象で出音が自然です。

マイク録音アコースティックギター編

マイク録音アコースティックギター編の続きです。
ギターピック弾きをマイクで録ると少し細い感じになる場合が多いです。かといって強く弾こうとすると本来のタッチが崩れて雑な音しかマイク録音できなくなります。もちろん自在に弾けるのならマイクセッティングに困ることはないのですが、マイクのセッティングは弾き方が低音をあまり出さない方なら低音弦にマイクをやや向けるようにして指向していきます。このマイクセッティングならば低音が苦手でもいつもどおり弾くことができます。マイクの録り音もバランスがよくなります。プレイだけでなく楽器の特性で低音がよく出る楽器、出にくい楽器がありますから正面を基本に少し下や右上にマイクをおいて狙う、よりバランスのいい音を探していきます。
低音が出ている方が好みならマイクは下を狙うといった工夫で録り音はずいぶん変化します。楽器は斜め上に向かって音が出ますから、パワーのある音をマイクに収めたいならば上から狙ったりするといいです。特に指向性の強いダイナミックマイクなどを使うとその差はかなり出てきます。録り音にはリミッターを軽くかけておくとバランスの調整がしやすくなりますよ。ピック弾きをLRに振ったりモノでセンターにしたりミキシングで変化をつけたいときにもばらばらな音よりも加工が容易になります。
クリアにマイクに音を乗せたいときはオンめにマイクセッティングをするとうまくいきます。できるだけ音の粒が均等になるようにしておくと楽です。どの帯域もバランスよく録れるようにマイクを立てると面倒が減ります。もちろん狙いがあってのマイクのセッティングならば問題ありませんから自由にマイクを立てて見ましょう。

アコギ録音 マイクの位置 

アコギの弾き方にはストロークやアルペジオ、また、ボディを叩きパーカッションの代わりにする、コード感を出しつつソロプレイをする、指で弾く、ピックで弾くといったように実に微妙なニュアンスの違いを必要とします。これらのわずかな違いは適当なマイクの録音では出すことができません。それぞれの奏法を意識して最適なマイキング(マイクのセッティングからマイク選びまで)をしていきましょう。
弦に触れるタッチを出すためにはスタンダードなマイクとギターの位置はだいたい楽器から50cmほど距離を取った、やや離しめのマイクセッティングで、楽器の全体を録音するというとうまくいくことが多いです。マイクをギターに近づけすぎると胴鳴りばかりが目立ち空間の響きを拾いにくくなりますから。
アタック感も強調しながらギターの余韻も拾えるようにバランスのいいマイクセッティングが必要です。
楽器と混ぜてマイク収録をするときには存在感がうすくならないようにマイク録音はリミッターで若干アタックを強調してもいいかもしれません。
いつのマイクで音を録音するのもいいのですが、バックの編成が多い場合などはマイクを複数たてる方法よりも何テイクか同じフレーズを弾いて後で混ぜてあげると存在感が出てきます。このときあまりにもマイクの立てる位置を極端に変えてしまうと後々位相の問題で苦労しますからマイク位置は調整程度にとどめておきましょう。弾き方のニュアンスだけかえたりするといいです。同一フレーズのピック弾きと指弾きの二つをマイクに収めるのです。指弾きで生のやわらかさを強調したサウンドをマイクで拾い、ピック弾きでかりっとした音を加えるという感じです。

アコースティックギター録音

アコースティックギターの録音の方法。

アコギの奏法によるマイク選びとマイキング、録音した後も加工方法について触れていきます。
ギターの音色にはサスティンの長いもの、低音の出るギター、アルペジオで優しい音が欲しい、弾き語りで声もマイクに乗せたい、というたくさんのケースがありますから、状況によりマイクも指向性を気にしたり、マイク録音の方法や音量レベルの調整には気を使うべきです。マイクの種類もコンデンサーマイクがいいのかダイナミックマイクがいいのかは録音方法によってもギターの種類によっても、欲しいサウンドによっても変わっていきます。
コンデンサー・マイクでも指向性が強くSONYのマイクなどは遠くまでクリアに録れるマイクなので弾き語りにはいいのかもしれません。
EQ(イコライジング)によってもギターの音色を加工できたりしますから、録音マイクとの兼ね合いも触れていきます。

例えばビートルズ・サウンドのmaeni出てくる感じを再現を試みたとします。ビートルズの録音していた当時の録音環境は4トラックのMTRで、今の環境のほうがはるかにいい音楽環境です。
なのになぜこれほどは長く聞き続けられる音楽になったのかをマイク録音の方法からも考えていくと面白い発見があります。当時はトラックが埋まったらバウンスを繰り返して重ね録りするのが主流でした。マイクも性能がいいものがどんどん出てきますが、マイクは所詮道具です。音楽を生み出すのには創意工夫がほしいですね。
ステレオ感を出すためにマイクを2本立ててみたり、オンマイク、オフマイクをうまく活用したり、できることはたくさんあります。
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